オーガニック化粧品で美肌を目指す研究ブログ

以前の記事では日本ではオーガニック化粧品の認証基準がないことを紹介しました。2017年の現在でも、統一する認定基準はありません。しかし、消費者の意識も高まっていますので、メーカーは独自基準を設ける、海外の認定基準を用いるなどして、対策を取っているのが現状です。

海外には「ＢＤＩＨ」、「エコサート」、「コスメビオ」、「デメター」、「英国土壌協会」、「ネイトルー」などといった認定基準があり、この基準を採用している会社は国際レベルのオーガニック認証を満たしているといえるでしょう。しかしやはり全てがオーガニックというわけではなく、たとえば「ＢＤＩＨ」では一部石油製品のるのです。

また、海外のオーガニック認証はその国の基準における認証であり、必ずしも日本人の肌にあっているものとは限りません。そう考えると、国産のオーガニック化粧品で、完全に成分を公開して、かつ日本人にあった商品を開発してるメーカーを選ぶのが安心かもしれません。

日本でも「日本オーガニックコスメ協会（JOCA）」が設立され、消費者目線から安心なオーガニック化粧品を普及する活動が行われるなどされています。オーガニック化粧品のアドバイザーなどの認証資格も制定されており、近いうちに日本ならではのオーガニック化粧品基準が設定されるかもしれません。

とはいっても、どれほど自然素材にこだわって作られているオーガニック化粧品でも、全ての人のお肌に合うとは限りません。自然界には薬になるものだけではなく、毒になるものも存在します。自分にあったものをしっかり選ぶことが重要です。