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オーガニックコスメは誰向けの化粧品?

2015-09-02 15:35:58

そもそも「オーガニック」とは「有機栽培」という意味です。つまり基本的に植物を指す言葉であり(畜産動物を指すこともある)、日本には「オーガニック食品」については厳しい認定基準があります。一方で「オーガニック化粧品」「オーガニックコスメ」に関する認定基準や規定は日本にはありません。

化粧品の成分はメインが油性原料で、そこに界面活性剤、保湿剤、防腐剤、色素、香料などが添加されています。メインである油性原料には、植物由来、動物由来、石油由来のものがあります。添加物はほとんどが石油由来です。

本来の「オーガニック化粧品」とは、これらのほとんどを植物由来、しかも無農薬で有機栽培された植物に置き換えて作ったものを指します。保湿剤にしろ防腐剤にしろ香料にしろ、植物性原料に置き換えることが可能なのです。ただし石油原料よりコストは高くなり、消費期限は短くなります。

さて、日本の「オーガニック化粧品」における「オーガニック」の意味は、各メーカーの自主性に拠ることになります。ドイツなど海外に存在する「オーガニック化粧品」の認定基準を採用し、自らに厳しい基準を課している化粧品メーカーも存在します。

一方で、従来の石油製化粧品に、オーガニック成分をほんの少し加えただけで「オーガニック化粧品」を名乗っているところも、もしかしたらあるかもしれません。

本格的なオーガニック化粧品は、自然と価格も高くなります。逆に石油由来の化粧品は、別に悪いわけではありません。化粧品メーカーは安全基準に沿って安全な石油製化粧品を作っています。肌が特別弱い人などのために、オーガニック化粧品は存在するのです。